「ジャイアン」率いる草野球チーム・ジャイアンズ、プロ野球・東京ジャイアンツに奇跡の勝利
「ジャイアン」こと剛田武氏(10)がオーナー兼監督を務める草野球チーム・ジャイアンズが、プロ野球・東京ジャイアンツと親善試合を行い、9-8で奇跡の勝利を収めた。
東京の先発はエース須賀野。
初回表、先頭の骨川への初球、147kmのストレートでストライクを奪う。
しかし、スタンドで観戦していた剛田監督の友人・源静香氏から「子供相手に大人気ないぞ!」「少しは手加減しろ!」等と容赦ないヤジを飛ばされてしまう。
これで須賀野も低速ストレート主体の投球に切り替えざるを得なくなってしまい、骨川への2球目、53kmのストレートを左翼線に痛打され、無死2塁とされる。
すると、慣れないスローボールの投球が続いたからか、2者連続四球を与え、無死満塁としてしまう。
そして迎える打者は4番の剛田監督。
「外野フライでも1点が入ると思い、冷静に行った」と語った様に、力みのないスイングで3球目の甘く入ったストレートを痛打。
左中間を破って走者を一掃し、ジャイアンズが3点を先制した。
ジャイアンズは2回以降もコンスタントに得点を重ね、須賀野は4回1/3を7失点で降板。
ジャイアンズの先発はこちらもエースの剛田監督。
ライト野比の守備に足を引っ張られながらも、80km台前半のストレートとスタンドの源氏のヤジを武器に好投。
8回まで6四球を与えながらも13奪三振を奪って4失点に抑え、リードを許さなかった。
須賀野の後をうけた2番手マイゴラズは外国人という事で日本語が分からないためか、源氏のヤジをもろともせず好投し、8回までを無安打無得点に抑えた。
しかし、ジャイアンズの序盤の7得点は大きく、このままジャイアンズが勝利かと思われた。
そしてジャイアンズ3点のリードの7-4で迎えた9回表、東京の攻撃。
続投の剛田監督は先頭の3番坂元・4番安部に四球を与えると、5番村多にも死球を与え、無死満塁としてしまう。
6番亀居・7番蝶野を何とか打ち取り、8番古林もライトへ平凡なフライを放つ。
これでジャイアンズ勝利かと思いきや、ライトを守っていたのは、この日6失策の野比。
この打球も捕る事ができず、しかも派手に後逸。
打球はフェンスまで転がり、打者走者の古林まで生還。東京が一気に4点を奪い、逆転した。
剛田監督は後続を断ち、そのまま東京1点リードの8-7で迎えた9回裏は、好投のマイゴラズが続投。
先頭打者に四球を与えるも、その後簡単に2アウトを奪い、2死1塁として打席にはこの日全打席三振の9番野比。
1塁側スタンドのジャイアンズファンの多くが負けを確信し、席を立ち始め、源氏も「代打出せよ!」と剛田監督に厳しいヤジを飛ばす。
しかし、剛田監督は野比を自信を持って送り出した。
9回表、野比のエラーで逆転された際も「ぶん殴ろうと思ったが、まだ試合は終わっていない。ぐっとこらえた」とコメント、野比を責めなかった。
汚名返上の打席に立った野比は、剛田監督の「さっきの逆転は満塁にした俺が悪い。失敗を恐れず思い切って行け」という激励と、盟友・ドラえもん氏の「目を開けて打っても当たらないんだから、目を閉じて打ったら当たる」という的確なアドバイスを胸に、0ボール1ストライクからマイゴラズの154kmのストレートを目を閉じた状態で強振。
見事バットの芯に当てると、そのまま打球はバックスクリーンへ。
7失策の汚名を返上する野比の劇的なサヨナラホームランで親善試合は幕を閉じた。
ヒーローインタビューには、サヨナラ弾の野比と8失点ながら最後までマウンドを譲らなかった剛田監督が登場。
野比の「最終回の打席に入る前に、監督が『逆転されたのは俺の責任だ』と言ってくれたが、その通りだと思った」という爆弾発言には、流石の剛田監督も「勝ったから今回だけは許す」と苦笑いするしかなかった。
※これは全くの嘘のニュースです。実在する団体・人物とは一切関係ありませんし、誹謗中傷する目的も一切ありません。
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