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(プロ野球を「研究する」編No.43)ソフトバンクの正二塁手候補・牧原大成は本物か

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 こんにちは!! と申します。当ブログにお越しいただき、誠にありがとうございます。

 今回は、

プロ野球を『研究する』編」

の第43弾として、

ソフトバンクの正二塁手候補・牧原大成は本物か

をお送り致します!!

 

 

「研究する」編で使用される、”奇跡の野球の分析手法”「セイバーメトリクス」とは!?>

 

 セイバーメトリクスとは、野球の戦略・戦術や競技者(選手)を、統計学すなわち「科学」を用いて分析・評価するという、今までにない斬新な手法の事です。野球の本場・アメリMLBでは、この手法を導入したオークランド・アスレチックスが、資金難による低迷から脱して常勝球団になった事等もあって、セイバーメトリクスの有用性が認められており、この手法を用いた球団運営が主流となっています。

  野球の常識を覆し、弱小球団を常勝球団に変貌させる等の数々の奇跡を起こした、いわば”奇跡の野球の分析手法”であり、これを知れば、あなたも「超」野球通です!!

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ソフトバンクのニュースター候補・牧原大成>

 

 2018年オフ、パ・リーグを代表する二塁手・浅村栄斗選手(西武から楽天に移籍)の獲得に失敗したソフトバンク

 ソフトバンクの二塁は絶対的なレギュラーがいないため、浅村選手はチームの弱点とまではいかなくても、強いとは言えないポイントを強化してくれる存在になったでしょう。

 明石選手はレギュラークラスの実力を有していますが、あくまでもユーティリティープレーヤーとして重宝されており、川島選手は右投手を苦手としております(2017年の対右投手のOPSは.515、その他の年のデータは発見できませんでした・・・)。

 そして、2007年から長年正二塁手を務め、近年は怪我等に悩まされながらも、2016年は98試合に二塁手として先発出場した本多選手(現コーチ)も、2018年限りで惜しまれながらも引退しました。

 浅村選手の獲得失敗は、チームにとって痛かった様にも見えます。

 

 しかし、浅村選手の獲得失敗で、注目度が急上昇した選手がいます。

 2018年の夏場からセカンドでスタメン起用され始めた、牧原大成選手です。

 

 牧原選手は1992年生まれ・92年世代の26才(2018年12月現在)で、2019年でプロ9年目を迎えます(高卒選手)。

 

 育成選手出身で、2017年に離婚を経験する等、いわゆる苦労人であり、そういった点では現在付けている背番号36を、前に付けていた明石選手(現在は背番号8)と重なる部分があります(明石選手は育成出身でもないし、離婚経験も無いが、怪我や本多選手の台頭等で、中々一軍定着ができなかったりした)。

 そして、プロ7年目の2017年まで、通算で116試合・173打席の出場にとどまり、通算OPSも.429と、1軍の壁に跳ね返されてきました。

 

 そんな牧原選手ですが、2018年に転機が訪れます。

 7月8日にシーズン初のスタメン出場(セカンド)を果たすと、高打率(.317)をキープし続け、故障で離脱する9月27日まで、そのまま59試合連続先発出場を果たしました(内セカンドが56試合、センターが3試合)。

 

 浅村選手の獲得こそ失敗しましたが、その代わり、牧原選手が2019年はどんな成績を残し、セカンドのレギュラーを奪取できるかどうか、そしてソフトバンクにニュースターが誕生するかどうかという事で、牧原選手に注目が集まっています。

 

 

<牧原大成の高打率は実力によるものか>

 

 2018年は躍進を遂げた牧原選手ですが、目立つのはやはり.317という打率です。

 牧原選手の2018年の打撃成績は以下の通りです。()内は、リーグ平均値です。

 

・打席264

OPS.775(.723)

出塁率.341(.325)

長打率.434(.398)

・打率.317(.254)

・3本塁打

・26打点

・BB%:3.0%(8.5%)

・K%:12.5%(18.9%)

BB/K:0.24(0.45)

BABIP:.353(.293)

・内野安打率:24.1%(2017年は9.7%、2018年のリーグ平均は不明)

 

OPS出塁率長打率)・・・打者にとって重要な「出塁能力」と「走者を進める能力」を足し合わせた指標。計算が簡単な上に、打者の貢献度をより適切に評価できる。

BB%・・・四球÷打席数。打者の四球率を示す。

K%・・・三振÷打席数。打者の三振率を示す。

BB/K(四球÷三振)・・・三振に対する四球の割合。数値が高い方が、三振に対して四球が多いという事なので、好ましい。

BABIP・・・フェアグラウンドに飛んだ打球が安打になった確率。年ごとの変動が大きく、数値の高低には実力だけでなく運も絡む。

内野安打率・・・内野安打÷安打。安打に占める内野安打の割合を示す。数値が高い場合、平凡な当たりまで安打にしているという事で、一般的にBABIPが高くなりやすい。

 

 BB%やBB/Kに課題を残しましたが、高打率がものを言って、出塁率OPSは、守備負担の大きい二塁手としては悪くありませんでした。

 そして、BABIPを見ると、.353という非常に高い値が出ており(リーグ平均は.293)、高打率の要因となっています。

 

 BABIPがリーグ平均より大幅に高かったり、その打者の前年までの平均より高かった場合は、幸運に恵まれたと言え、次シーズンはBABIPが低下し、安打が減少すると予測できます。

 牧原選手の2017年までのBABIPは.237でしたが、173打席しか立っていないので、あまり参考にはならないでしょう。

 一方、リーグ平均と比較すると、牧原選手のBABIPは、リーグ平均より60ポイントも高いです。

 やはり、このBABIPを2019年も維持するのは不可能であり、2019年は打率が落ち込んでしまうのでしょうか。

 

 しかし、牧原選手は、あのイチロー氏やヤクルト青木選手、西武秋山選手等、名だたる安打製造機と同じ「俊足の左打者」です。

 俊足の左打者は、一塁到達が速く、凡打でも内野安打にしてしまうため、BABIPが高くなりやすいと言われています。

 実際に、牧原選手の内野安打率を見ると、何と24.1%(内野安打19本/79安打)という数値が出ており、約4本に1本が内野安打となっています。

 2017年のパ・リーグ平均が9.7%で、内野安打率リーグトップ(100安打以上)が楽天茂木選手で18.6%だった事を考えると、驚異的だと言えます(2018年のデータは発見できませんでした・・・)。

 

 そして、問題のBABIPですが、イチロー氏の日本時代の通算BABIPが.363、200本安打2回のヤクルト青木選手の日本通算が.358、秋山選手の2018年が.353だった事を考えると、牧原選手も2019年も同じ様なBABIPを記録する事も、決して不可能ではないかも知れません。 

 

 ソフトバンクのセカンドにニュースター誕生なるか、注目です。 

 

 

 

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