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(プロ野球を「研究する」編No.55)2019プロ野球・注目選手名鑑!!「はじめに編」

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 こんにちは!! と申します。当ブログにお越しいただき、誠にありがとうございます。

 今回は、

プロ野球を『研究する』編」

の第55弾として、

「2019プロ野球・注目選手名鑑!!『はじめに編』

をお送り致します!!

 

 

「研究する」編で使用される、”奇跡の野球の分析手法”「セイバーメトリクス」とは!?>

 

 セイバーメトリクスとは、野球の戦略・戦術や競技者(選手)を、統計学すなわち「科学」を用いて分析・評価するという、今までにない斬新な手法の事です。野球の本場・アメリMLBでは、この手法を導入したオークランド・アスレチックスが、資金難による低迷から脱して常勝球団になった事等もあって、セイバーメトリクスの有用性が認められており、この手法を用いた球団運営が主流となっています。

  野球の常識を覆し、弱小球団を常勝球団に変貌させる等の数々の奇跡を起こした、いわば”奇跡の野球の分析手法”であり、これを知れば、あなたも「超」野球通です!!

セイバーメトリクス入門シリーズ カテゴリーの記事一覧 - プロ野球FUN

 

 

<このシリーズについて>

 

 明けましておめでとうございます!!

 2019年も、どうぞよろしくお願い致します。

 

 さて、2019年の1発目のシリーズは、2019年のプロ野球の、「注目選手」の選手名鑑をお送りしたいと思います。

 今回は、「はじめに編」です。

 

 

<目次>

 

●2018年のパ1位・西武編は、こちらからご覧いただけます

●2018年のパ2位・ソフトバンク編は、こちらからご覧いただけます

●2018年のパ3位・日本ハム編は、こちらからご覧いただけます

●2018年のパ4位・オリックス編は、こちらからご覧いただけます

●2018年のパ5位・ロッテ編は、こちらからご覧いただけます

●2018年のパ6位・楽天編は、こちらからご覧いただけます

 

●2018年のセ1位・広島編は、こちらからご覧いただけます

●2018年のセ2位・ヤクルト編は、こちらからご覧いただけます

●2018年のセ3位・巨人編は、こちらからご覧いただけます

●2018年のセ4位・DeNA編は、こちらからご覧いただけます

●2018年のセ5位・中日編は、こちらからご覧いただけます

●2018年のセ6位・阪神編は、こちらからご覧いただけます

 

 

<2019プロ野球・注目選手名鑑「はじめに編」>

 

 選手名鑑の最初は、2018年に規定打席規定投球回数に到達した選手のWAR(次項で解説)と、野手の場合はWARの内訳(打撃・守備・走塁)を見ていきます。

 WARとその内訳は、こちらのサイト様(1.02 - Essence of Baseball)のデータを参照しております(規定打席以上の野手のWARと、その内訳はこちらのページ規定投球回数以上の投手のWARはこちらのページを参照しました)。

 

 

<「WAR」とは!?>

 

 WARとは、平均的な「控え選手」と比較して、1年間に何勝分の貢献をしたかを示す、セイバーメトリクスの指標です。

 平均的な選手が1年間試合に出続けると、2.0前後になります

 後述するOPSを改良させた指標やUZRFIP(またはこれを改良させた指標)等のセイバーメトリクスの指標を組み合わせて算出します。

 

●WARの特徴・注意点等

・投手と野手等、異なるポジションの選手を一律に評価できます(ただし、今回は投手と野手を別掲載しています)。

・「何勝分の貢献をしたか」という指標なので、1打席もしくは1イニング当たりの貢献度が同じでも、打席数や投球回数が多い選手の方が、数値が高くなります(貢献度がマイナスの場合は、低くなります)。

・同じUZR(後述する守備の指標)が+5でも、難易度の高いショートでの+5と、比較的難度の低いファーストでの+5では、貢献度が異なるため、WARの野手の守備評価においては、守備位置ごとに補正値が掛けられます(当然ショートの補正値はプラス、ファーストはマイナス)。

・打者有利・投手有利といった差を埋めるために、本拠地球場の条件も、WAR算出の際に加味されます(ホームランが出にくい広い球場が本拠地のチームで打った40本塁打は、普通の球場が本拠地のチームで打った40本塁打よりも、価値があると言えます)。

 

●WARの数値の見方に関して(野手の場合)

 過去のビックデータの解析によると、一般的にレギュラーは、控え選手よりも「打撃」は優れているが、「守備・走塁」は、レギュラーも控え選手もそれ程変わらないという結果が出ています。

 「基本的に打力が高い選手がレギュラーになり、貧打だが、守備走塁が上手い選手が守備固めや代走等の控え選手になる」というのをイメージしていただくと、分かりやすいと思います。

 

 そのため、WARは以下の様な仕組みになっています。 

・打撃のWAR:平均的な「控え選手」と比較して、チームに何勝分貢献できたか

・守備と走塁のWAR:「平均的な選手」と比較して、チームに何勝分貢献できたか(守備走塁においては、「平均的な選手」=平均的な「控え選手」)

「走攻守全て平均である選手」が1年間試合に出た場合のWARの内訳は、打撃2.0前後・守備0.0・走塁0.0になる(合計2.0前後)

 

 

規定打席以上の野手のWARと内訳>

 

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赤字はトップ、青字はワースト。

・西武・山川選手の走塁は-0.46、ソフトバンク・中村選手の走塁は-0.49のため、走塁は中村選手がワースト。

 

●野手WARトップ&打撃のWARトップは、ソフトバンク・柳田

 

 野手のWARの総合トップは、打撃のWARでもトップだった、ソフトバンク・柳田選手です。

 柳田選手は、2015年から4年連続で、出塁率長打率OPS出塁率長打率)の3部門でリーグ1位を獲得する等、打者にとって重要な「塁に出る能力」と「走者を進め、還す能力(長打力)」を兼ね備えた、最強の打者です(2018年の成績は、出塁率.431・長打率.661・OPS1.092で、3部門ともリーグ1位)。

 高打率と長打力が注目されがちですが、四球率の高さも兼ね備え、BB%(四球÷打席)は2018年が11.3%(リーグ平均は8.5%)、2017年が16.2%(同8.3%)で、出塁率に繋げていました。

 

●守備のWARトップは、西武・源田 

 

 守備のWARトップは、西武・源田選手です。

 2018年の源田選手は、規定守備イニング以上守備に就いた、全ポジションの12球団全選手中最高(!!)となる、UZR30.9こちらのページより)を記録しました(規定守備イニングは、チームの投球回数の1/2。サイトに直接問い合わて確認済み)。

 しかも、難易度が高く、守備負担が大きい「ショート」でこの数値を叩き出したため、UZR同様、守備のWARもトップとなりました(先述した通り、WARの野手の守備評価においては、守備位置ごとに補正値が掛けられます)。

 

●選手によって大きな差が無い走塁のWAR

 

 走塁のWARは、選手によって大きな差が無く、盗塁王日本ハム・西川選手とヤクルト・山田選手でも1.0を切っています。

 これは盗塁や、次の塁を狙う積極走塁の効果の薄さを示しています(以下の記事も参照ください)。

(プロ野球を「研究する」編No.16)セイバーメトリクス入門⑫~「スモールベースボール」は、やらない方が良い!? バントと盗塁の有用性を確かめる!!「盗塁編」~ - プロ野球FUN

 また、上記リンクの記事でも述べていますが、盗塁刺や走塁死は、アウトカウントが増える上に、走者が1人いなくなるため、チームに大きな損失を与えます。

 俊足の選手でも、走塁のWARが「マイナス」になっている選手がちらほらいますが、これはやはり盗塁刺や走塁死が多い事が原因だと考えられます。

 

●用語解説

 

OPS出塁率長打率・・・打者にとって重要な「出塁能力」と「走者を進める能力」を足し合わせた指標。計算が簡単な上に、打者の貢献度をより適切に評価できる。

UZR・・・野手が、平均的な同ポジションの野手と比較して、チームの失点を何点分防いだかを示す指標。打球を映像分析する事で、守備範囲等の数値化に成功している。

 

 

規定投球回数以上の投手のWAR>

 

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赤字はトップ、青字はワースト。

 

●投手のWARトップは、巨人・菅野

 

 投手のWARトップは、やはり名実共に球界を代表するエース・野投手でした。

 202イニングという豊富な仕事量に加え、内容も流石でした。

 FIPこちらのサイト様方式のFIPは、規定投球回数到達者中堂々の両リーグ1位の3.02で、中でもBB%(与四球÷対戦打者数)が同両リーグ1位(4.6%)となったコントロールの良さが光り、高い奪三振能力と合わせ、K/BB(奪三振÷与四球)も同セ・リーグ1位(5.41)でした。

 

●用語解説

 

 FIP・・・味方の守備力や、ポテンヒットの様な「運」に左右されない「被本塁打」「与四死球」「奪三振」のみで投手を評価する指標。投手の実力をより適切に評価できる。防御率と同様に、数値が低い程優秀。計算式は、算出する会社等によって異なる事もある。

 

 

<次回予告・次回の記事>

 

 次回から、いよいよ各チームの「注目選手」を紹介していきます。

 次回は「西武編」です。

(プロ野球を「研究する」編No.56)2019プロ野球・注目選手名鑑!!「西武編」 - プロ野球FUN

 

 

当ブログの記事を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!!